【選考】就活のグループディスカッションについて
私は理系の国立の大学の出身で金融業界で働いています。
私は理系で口下手で就職活動ですごく苦労してきました。
その苦労の中で、就職活動を分析し、対策を考えました。
その対策を後輩やその友人200人以上に教え、相談に乗り、内定獲得までサポートしました。
その経験で得たノウハウを紹介していきたいと思います。
今回は、グループディスカッションについて、解説します。
【グループディスカッション】
グループディスカッションで見られている大きなポイントは二つ。
・会議で役に立つか
・結果を出すための準備をしているか
世間では色々言われていますが、この2つが本質です。
【会議で役に立つか】
会社は会議が多いです。
会議では、営業・開発・経理など、専門性が異なったり、1年目から40年目まで幅広い年齢の方々や立場の方々が一緒に議論をすることもあります。
会議を円滑に進め、会社としてどうすべきかの結論を導き出す、ということが求められています。
今後、入社した際に、会議で役に立つかを見極めようとしています。
そのため、「わかりやすく話しているか」「長々と話していないか」「感情的になったりしていないか」「相手の話を遮ったりしていないか」「相手の意見を引き出せているか」「認識を共有できているか」「正しく反論できるか」を見られます。
上記のようなスキルを一般的に「コミュニケーションスキル」「協調性」「リーダーシップ」「傾聴力」と言ったりします。
【結果を出すために準備をしているか】
会社員は毎月給料をもらえます。
その分、毎月、給料に見合った成果を出さなければなりません。
給料に見合った成果を出せるか、をグループディスカッションで見ようとしています。
成果を出すためには、情報収集などの準備が必要です。
役職の存在を理解していない等、情報を収集していない学生は落とされます。
収集すべき情報は以下の二つ
・役職の存在と役割
・進め方
【役職の存在と役割】
役職は全部で5つあります。
・司会:司会進行をします。意見を引き出したり、議論を治めたりします。
・書記:ホワイトボードに協議したことを記載します。
・タイムキーパー:タイムスケジュールに合わせて、議論を急いだりします。
・まとめ・発表:最後にまとめて発表します。
【進め方】
採用担当の方からテーマが与えられます。
テーマ(指示)に従って、ディスカッションします。
ゴールは結論です。
いきなり結論を強調しても何の説得力もありません。
そこで、案を3~5つ程度挙げ、各案を比較検討し、一番いい案を選びます。
各案の優劣を決めるのに、評価項目を決める必要があります。
評価項目は、テーマにもよりますが、「効果」「コスト」「効率性」などがあります。
例
司会「テーマは〇〇ですが、候補となる案を挙げ、各案に対し評価項目に従い比較検討
結論を導く、という進め方でよろしいでしょうか。」
司会「(50分の場合)時間は立案10分・評価項目35分・まとめ5分でよろしいでしょうか」
タイムキーパー「議論の途中ですが、その議論に時間を費やしすぎても他の議論ができなくなるので、その点に関しては反対意見もあったということで、次の議論に進めさせていただきたいのですが」
いかがでしたでしょうか。
私も苦手でしたが、入社後、必要となるスキルであり、これらのスキルがないと「悪い人じゃないんだけど残念なやつだな」とか「仕事できねえなコイツ」とか思われたりするので、今のうちからスキルアップすることをオススメします。
※いるんだよね、話がわかりにくい人、長々と話して相手の時間を奪う人
面接についての解説は以下をご参照ください。