【業界特集】IT業界の近年の動向と将来性
私は理系の国立の大学の出身で金融業界で働いています。
私は理系で口下手で就職活動ですごく苦労してきました。
その苦労の中で、就職活動を分析し、対策を考えました。
その対策を後輩やその友人200人以上に教え、相談に乗り、内定獲得までサポートしました。
その経験で得たノウハウを紹介していきたいと思います。
今回は現在伸び盛りのIT業界について説明します。
IT業界は、ハードウェアとその周辺を除けば、SIer、サブベンダー、孫請け以下があります。
まずは、受注の流れを見ていきましょう。
企業の情報システム部門がSIerに見積もりを依頼し、契約を締結します。
SIerとはシステムインテグレーターの略で、ハードウェアやネットワーク、パッケージ商品などを組み合わせて、ソリューションを提案・実現する業者です。
SIerは自らプログラミングをすることはほとんどありません。設計書もあまり書きません。
プログラミングは設計書通りにプログラムを作るだけの作業なので、単価が低く、プログラマーの給料は低いです。
近年では、プログラミングは海外に発注するケース(オフショア)も増えており、単価が劇的に低下しております。
SIerは、サブベンダー・孫請け以下のベンダーにプログラムや設計書を作らせるプロジェクトマネジメントが主な仕事です。
まとめると、
・SIer:プロジェクトマネジメントが仕事、人を相手に仕事をする。交渉力が求められる。
・サブベンダー:設計書を作ったり、プログラミングをしたり。パソコンを相手に仕事をすることが多い。打ち合わせに同席することも多い。孫請け以下のベンダーのまとめをしたりもする。
・孫請け以下のベンダー:プログラミングやテストをする。低単価、給料は低い。言われたことをやる人。
※年齢や状況によります。
SIerは待遇も良いですが、大変な仕事でもあり、どの職業を選ぶか、自らの適正も含めて慎重に考えた方がいいでしょう。
私は、金融機関の情報システム部でSIerに外注する立場です。
金を払う側というやりやすさと、金融機関の給料、また、土日休みなど、いいこともたくさんあります。
一方で、金融のことも詳しくなる必要があると同時に、ITのことも詳しくなる必要があります。
質問の多かった金融業界・IT業界について、特集を組んでみました。
次回は、内定の勝ち取り方を一通り説明します。